神を見た雁ノ巣 2017年12月10日

1週間前の話。これが先週までの勝ち点の状況だったわけです。この時点で勝ち点差は4あり、取りこぼさずに勝てたともいえない状況でした。サンフレッチェ広島のユースに敗れた後の対戦相手。

第17節 赤い彗星 東福岡

最終節 熊本の強豪 大津

大津も残留争いのライバルの1角でした。ともかくも東福岡・・・ビッグクラブに何人も人材を送り込んできた強豪。この2つに負けたら終わりのこの状況

ハッキリ言って絶望的な状況でしたよ。



第17節  東福岡

プレミアリーグでは福岡ダービーに当たるわけですが、前の対戦では2-4で敗北しています。対戦成績でも分が良いとは言えません。




KO。トップチームは名古屋行ってましたがこっちも白熱していましたとも。先制はアビスパU-18。ヘディングでのゴール。上手かったですとも。ちなみにアビスパ側でこの試合で点取った選手は1人だけです。

浮かれていましたとも。それは。待望の先制点。しかし1点返されます。左サイドから強烈なシュート。ゴラッソというべき一発。私の頭の中では「個」の差がどうだとネガティブな考えがうずまき始めていました。

ただ素直に面白い試合。1-1で前半を折り返します。ギャラリーもたくさん入っていましたね。アビスパのサポだけでなく東福岡の生徒の姿も大勢。

今思えばこの2チームの対戦は福岡の高校サッカーの頂点なんですよね。

アビスパは上がったり下がったりが続いていましたが、上がるたびにこの壁にぶつかりしのぎを削り合ってきたんだと思うと「高校生ながら凄い」と感服しました。

後半、アビスパは後ろからの思い切った仕掛けによってPKを獲得!!それを無事に決め、早くもまた勝ち越します。

しかし、コーナーキックからまた失点。その後は東の多くの攻撃の引き出しに防戦一方となりました。アビスパは残りの力全てを振り絞りプレスをかけ続けるのが精一杯だったんです。しかし・・・

奇跡が起きた。

相手GKとDF間のボールのやり取り。そしてGKは前に蹴りだそうとしたところを

福岡のあるFWがゴールの目の前でインターセプト

そしてGKを冷静に抜き去り、ゴールの目の前に来て思い切り蹴り込んだ。

No.13 !! 大畑弥久選手の今日3点目のゴール

この大一番でハットトリック達成という強心臓を見せつけた。しかし試合は終わっていない。交代で入ったDFの一人が退場というアクシデント。ひとり少ない状態で東の攻撃に対し守りに入るという冷え切って凍りつきそうな緊張感に支配される時間帯に入ります。

最後、ゴールネットは揺れました。東福岡に歓喜の渦が・・・・起こります。これで全て終わったかのように思われました。

ラインズマンは旗を持った手を伸ばしていました・・・オフサイド。そしてホイッスル。

アビは生き残りました。そして舞台は来週へと続きます。






最終節 大津高校

曇天の雁の巣。自分の住む西区ではザーザーでばっくれるか迷ったのですが奇跡を信じて行ってきました。

ここまで来たらやるしかねぇ。

とか勝手にヘヴィーに思っていたらコーナーの混戦からあっさり先制します。

速い展開で相手からボールを奪い、そして速攻で攻め込んでいくスタイル。

この2節、見せてくれたサッカーはぶっちゃけトップチームより面白かった。

これは結構言ってきたトップのディスではなく、正直な感想。ただトップは結果が求められるので、逆にトップでこれで勝てなかったらバッシングですからね。ただゲームを支配していながらあまり得点できず前半終了。そして雨が強くなりだした後半、ゲームは一気に動いた。

いきなりの後半追加点。右サイドからグラウンダーのクロスに選手が1人、遅れて二人と飛び込み、若干混戦になったところを後ろから走ってきた3人目の選手がズドン。勿論これでペースダウンという事もありません。そしてここからはあまりの進化っぷりに目を奪われたので写真は無い。

5-1 勝利。

魅了された。若い力が土壇場で凄い戦いを見せてくれた。スゴイ。何という事だ。頭から語彙が著しく欠乏した賛辞がやまない。出来ればこの戦いが実りのあるものになって欲しかった。確かな形で。

この試合が始まる前の順位を書いてくれていたTweetです。問題はこの後どうなったか。結局他力本願です。神戸弘陵が勝利していたらもう閉ざされていた道。ここまで来るのが奇跡だったのですが、「やるべきことをやった」という段階。問題はこれが試合終了後にどうなっているかという話。

Congratulation!!

奇跡は起こり、彼らはバトンをつなぎました。思い出してください。この2節の前、勝ち点は11だったんです。どこかで奇跡を起こさなければならないとか前の記事で偉そうにほざいた自分でした。しかし、彼らはセレッソ、東、大津と勝利を積み重ね、成し遂げた・・・。小倉裕介監督から藤崎監督への交代という荒波にも耐えました。私は公立の硬式野球部だったのですが、それを考えたら監督がシーズン途中で交代というのが異文化過ぎて・・・、それを担っているのが高校生ですよ、選りすぐりと言えども。自分も学生時代はあったけれど、とても同じ人間とは思えない。

なんてすごい高校生達、いや、男達なんだと思う。

神を見た雁ノ巣・・・と言っても過言じゃない。

 




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